記事紹介
「日本のスポーツを変える」がキーワード~高成長と低離職率が勲章
リーフラス株式会社 代表取締役兼CEO 伊藤清隆
◆創業から6年、全国で会員数1万5000人を擁する企業に成長
当社の理念を貫くのは「日本のスポーツを変える」という熱い思いです。現在、サッカーや野球、空手など低年齢児対象のスポーツスクール、中高年向けのヨガ体操教室、全年齢対象のスポーツ家庭教師、各種団体への特定人材派遣を行う事業所を、政令指定都市を中心に全国18カ所で展開。設立6年余りで、会員数は1万5000人に達しています。
スポーツサービスをあらゆる年齢層に提供する「総合スポーツサービス企業」として起業するきっかけは、20代の半ばに前職で赴任した香港でした。当時は日本ではまだJリーグはスタートしておらず、サッカーは日本では人気がありませんでしたが、香港の人々はサッカーに熱狂していたのです。私はそこにスポーツビジネスの可能性を感じました。
私自身、小中学校で野球、高校でテニス、大学で空手に熱中し、スポーツの魅力は十分知っていました。海外のスポーツ環境を体感し、日本でのスポーツの更なる普及を目指し、前職から苦楽を共にし、今も中枢メンバーとして活躍している仲間と、私の自宅マンションの一室をオフィスに起業したのが2001年8月です。
◆「リーフラスの奇跡」と呼ばれる驚異の躍進
創業から3年で全政令指定都市へ進出。「リーフラスの奇跡」と呼ばれる、5年で会員数30倍増という急成長の理由は、スポーツをサービスとして提供する当社のような業態の会社はこれまでなかったこと、本物志向の高まる消費者のニーズをとらえ、顧客を満足させる優秀な人材が集まったことに尽きます。
◆全員が終身雇用の正社員。週17時間勤務のアスリート採用と希望人事制度
子どもたちの精神や肉体の成長、そしてリーダーシップや協調性をはぐくむスポーツスクールのほか、スポーツ家庭教師では子どもたちへの縄跳び、逆上がり、かけっこ、水泳指導、成人の方々へのメタボ解消のエクササイズや予防介護運動指導、各種団体へのコーチや監督の派遣と、お客様の要望に応じたスポーツサービスを多岐に渡り提供しております。現在、200名以上の社員=プロ指導員がいますので、ほとんどの要望に対応できると自負しています。
指導員たちはすべて正社員で、アルバイトや契約社員はいません。終身雇用制度を採用していますが、年功序列ではなく、徹底した実力主義を取っています。実績を上げた人は昇進も当然早くなり、実力に応じてどんどんポジショニングアップしていきます。現在、ブロックリーダーと呼ばれる支店長クラスは全員30代前後です。
評価制度も明快。例えば、スクールの顧客100人を半年後に150人に増やす、あるいは顧客を100%イベントに参加してもらうなど実績は数字に表れますから、スポーツを上達させると共に一人ひとりの子どもや顧客に合わせた対応が社員には必要で、それが正直に成績に反映されるのです。
全ての業務にあたる総合職の社員とは別に、アスリート採用の社員もいます。彼らは受け持つクラスを週17時間程度にとどめ、後の時間は練習に使って競技者としての技能を磨いています。アスリートたちを側面から支援しようという当社ならではの制度ですね。
また、定期的に人事アンケートを実施することにより、社員一人ひとりの希望するポジションや勤務地を調査し、希望に沿った人事政策を実施しています。会社都合による強制的な転属・転勤などは当社にはありません。
◆スポーツを通して「社会貢献」「社会改革」を
当社のスポーツ指導が全国に広がることにより、日本のスポーツ界に流れる負の連鎖を断ち切っていけるでしょう。日本では「根性主義」として、しごきや体罰、暴言を容認する指導者が多いですが、これは絶対に間違っています。またスポーツに規律性だけを求めると、本来、個人が持っている才能を妨げることにもなりかねません。諸悪の根源である「根性主義」がなくなれば、必ずスポーツは良い方向に変わっていきます。スポーツが変われば社会も必ず変わります。
企業理念の一つである「自分に良し 相手に良し 会社に良し 社会に良し」という言葉に込めたように、当社が何より優先したいのは、社員一人ひとりが仕事やプライベートに幸福を感じる環境。その結果としての高成長・低離職率は当社の勲章だと考えています。(『TOP Interview 2008』リクルート発行)
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