イベント募集をしていて、ある会員のお父さんと話す機会があった。
「今回は見送りますわ」とサラッといわれたので、「どうされたんですか?」と私。すると、「少しでもスキルがレベルアップして欲しいと思って参加させている」「今まで一年間、何もいわずに参加させていたが、特に変化がないように感じる」「イベントの内容も何をしているのかよくわからない」「だから今回は止めておく」―。
中でも一番心に残ったのは、『例えば、先生が居酒屋に行ったとして、ある店には「満腹セット980円」と書いてあり、その隣の店には、「丼物一品と枝豆、生ビールのセット980円」と書いてあったらどっちに行きますか?』と聞かれた。おそらく、ほとんどの人が後者に行くだろう―。
『イベントの大まかな内容を書いたパンフレットを各ご家庭に配布し、教育的意義を保護者の皆様に説明し参加を求める』―。これが今までのイベント募集であった。それを何度も繰り返すうちに、感覚が麻痺し、自分たちの目線でしかものが見えなくなっていた。イベントに参加しない保護者に対し、「なぜわかってくれないんだ」「子どもを成長させたくないのか」など、ある種怒りにも似た感覚になってしまっていた。これではいけない。
私達には二つの役割がある。一つは教育者としての役割、もう一つは経営者として。お客様が何を考え、何を求めているのかを、常に相手の目線にたって物事を考えていくのが経営者のスタンスである。今までは教育者としての側面しか出せていなかった。両方が必要なのである。そこをふまえて、これからのイベント募集に挑んでいく。
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